ステップ2:生活防衛資金を準備する ― 投資前の安心セーフティーネット

投資を始める前に必ずやっておきたいのが 生活防衛資金の確保 です。

これは「もし収入が途絶えても、一定期間は生活を維持できる現金資金」のこと。

資産形成を成功させる人は例外なく、この「安心の土台」をしっかり整えています。

なぜ生活防衛資金が必要なのか?

  1. 収入が途絶えても生活を守れる
     転職活動、病気、リストラ…万一のときに家賃や生活費を払える安心感があります。
  2. 相場の急落に動じなくなる
     生活費が確保されていると「株価が下がったから生活費のために売らなきゃ」という最悪の行動を避けられます。
  3. 投資でリスクを取れるようになる
     土台があるからこそ、余裕を持って投資に挑めます。

生活防衛資金はいくら必要?

  • 最低ライン:生活費の3〜6か月分
  • 安心ライン:生活費の1年分

👉 人によって家賃・家族構成・固定費は大きく違うため、まずは自分の「毎月の生活費」をベースに計算しましょう。

シミュレーション:生活費別の必要額

例①:一人暮らし(生活費 15万円/月)

  • 3か月分 → 45万円
  • 6か月分 → 90万円
  • 1年分   → 180万円

例②:夫婦二人暮らし(生活費 25万円/月)

  • 3か月分 → 75万円
  • 6か月分 → 150万円
  • 1年分   → 300万円

例③:家族4人(生活費 35万円/月)

  • 3か月分 → 105万円
  • 6か月分 → 210万円
  • 1年分   → 420万円

👉 生活費が高いほど必要額も大きくなります。

「1年分は多すぎる」と感じる人は、まず 3〜6か月分 を目標にしましょう。

生活防衛資金の置き場所

  • ✅ 普通預金口座(すぐに引き出せることが大前提)
  • ✅ 「生活費用」「投資用」「生活防衛資金用」の3口座に分けると管理しやすい

スモールステップで準備する方法

  1. まずは 1か月分 を貯める
  2. 次に 3か月分 を目標に
  3. 余裕が出たら 6か月〜1年分 へ拡大

👉 「いきなり100万円!」と構える必要はありません。

小さなゴールを設定する方が継続できます。

まとめ

生活防衛資金は「投資を始める前の必須ステップ」。

  • 最低でも 生活費3〜6か月分
  • できれば 1年分を現金で
  • 普通預金に分けて置く

これがあるだけで、相場に振り回されずに長期的に資産形成を続けられます。

👉 結論:

生活防衛資金は「攻めるための守り」。

まずは自分の生活費を計算して、必要額をシミュレーションしてみましょう。

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